【亜州ビジネス編集部】今年1～6月のソフトウエア産業売上高は、中国全体で前年同期比11.9％増の全国7兆585億人民元（約144兆3500億円）規模に上った。利益総額は12.0％増の8581億人民元に拡大している。工業情報化部が1日に報告した。

　情報技術サービス売上高は12.9％増の4兆8362億人民元（ソフトウエア産業売上高全体の68.5％）に拡大している。クラウド・ビッグデータソフトは12.1％増の7434億人民元、半導体設計ソフトは18.8％増の2022億人民元、Eコマースプラットフォーム技術サービスは10.2％増の5882億人民元などに達した。

　ソフト製品の販売収入は、10.6％増の1兆5441億人民元（ソフトウエア産業売上高全体の21.9％）に伸びている。うち基幹ソフトは13.8％増の903億人民元、産業用ソフトは8.8％増の1445億人民元などに上った。

　ソフトウエア販売収入の伸びは、エリア別で京津冀（北京市・天津市・河北省）地域が前年同期比12.5％増、長江デルタ地域が13.7％などに上る。都市別のソフトウエア販売収入の伸びは、上から北京市、広東省、江蘇省、山東省、上海市の順。ソフトウエア販売収入の伸びは、それぞれ北京市が12.6％、広東省が9.0％、江蘇省が14.4％、山東省が12.9％、上海市が18.0％に達した。

　一方、ソフトの海外輸出は5.3％の伸びを達成している。1～6月の上半期累計では、283億米ドル（約4兆1900億円）に拡大した。


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