【亜州ビジネス編集部】中国でフィギュア・玩具の企画開発や販売を手がける泡泡瑪特国際集団（ポップマート・インターナショナル・グループ：9992/HK）の新IP「星星人（Twinkle Twinkle）」が人気化している。このほど市場に投入した新シリーズは、発売後すぐに完売し、中古市場でも価格が高騰している状況だ。新浪科技など複数メディアが25日付で伝えた。

　報道によると、星星人のぬいぐるみキーホルダーのブラインドボックスは1個当たり定価79人民元（約1600円）。1箱（6個入り）では474人民元だ。オンラインでの販売開始後、公式ミニプログラムや大手電子商取引（EC）プラットフォームの在庫は数秒でゼロとなった。

　こうした人気を受け、中古市場での価格は急騰。中古品取引アプリ「千島」のデータによると、1箱の取引価格は定価の約3倍にあたる1350人民元に達している。1個単位では定価の約2倍に相当する150人民元で取引されている状況だ。

　一方、従来の人気IP「Labubu 3.0」の1箱価格は780人民元に下落。「星星人の人気がLabubuを上回った」と報じられている。転売業者によると、Labubu3.0の価格が下落傾向にある一方、星星人は次のヒットIPになる可能性が高く、価格は今後さらに上昇する見通しという。

　星星人はポップマートが25年上半期に販売を開始した新IPで、同期の売上高は3億8936万人民元だった。


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