ニュース 2025/07/22 09:00
中国:チベット巨大水力発電ダムが着工、総投資額1.2兆元 
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】チベット自治区を流れるヤルンツァンポ川の下流で19日、世界最大級の大規模水力発電ダムが着工した。同プロジェクトの総投資額は約1兆2000億人民元(約24兆8200億円)に上る。同日ニンティ(林芝)市で行われた着工式典には、李強・首相が出席した。中国政府系メディアが19日付で伝えた。
これまでの報道によると、同水力発電ダムの容量は6000万キロワット(kW)、年間発電量は3000億キロワット時(kWh)に達する見通し。年間発電量は三峡ダム(988億kWh)の約3倍に相当する規模で、中国政府が進める環境政策に大きく貢献すると期待されている。また、この超大型インフラ事業は鉄鋼、セメント、重機、送電設備など、広範な産業への波及効果が見込まれている。
一方で、インドやバングラデシュは同水力発電ダムに対する懸念を表明している。周辺の生態系だけでなく、下流の流れを変える可能性があるとみられているためだ。ヤルンツァンポ川はヒマラヤ山系から東に延び、大きくUターンしてインドに入りブラマプトラ川となる。さらにバングラデシュを通り、最終的にベンガル湾に注ぐ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
これまでの報道によると、同水力発電ダムの容量は6000万キロワット(kW)、年間発電量は3000億キロワット時(kWh)に達する見通し。年間発電量は三峡ダム(988億kWh)の約3倍に相当する規模で、中国政府が進める環境政策に大きく貢献すると期待されている。また、この超大型インフラ事業は鉄鋼、セメント、重機、送電設備など、広範な産業への波及効果が見込まれている。
一方で、インドやバングラデシュは同水力発電ダムに対する懸念を表明している。周辺の生態系だけでなく、下流の流れを変える可能性があるとみられているためだ。ヤルンツァンポ川はヒマラヤ山系から東に延び、大きくUターンしてインドに入りブラマプトラ川となる。さらにバングラデシュを通り、最終的にベンガル湾に注ぐ。
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