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  ニュース     2026/01/15 13:48 NEW!!

智譜の画像生成モデル、初めて中国技術のみで訓練完成 無料記事

【亜州ビジネス編集部】人工知能(AI)分野のスタートアップ、北京智譜華章科技(Zhipu AI:2513/HK)が14日、華為技術有限公司(ファーウェイ)と共同で、次世代画像生成モデル「GLM-Image」を発表した。華為の「昇騰Atlas 800T A2」サーバーと「昇思MindSpore AIフレームワーク」を使い、データ処理からモデルトレーニング(訓練)まで全工程を網羅する。国産半導体のみでAIモデル訓練を完成させたのは、中国で初のケースだ。同日付科創板日報などが報じた。

 GLM-Imageは「自己回帰と拡散デコーダー」を組み合わせた独自のハイブリッド構造を採用し、画像生成と言語モデルを統合した。智譜は、次世代の「認知型生成」技術の重要な探索に当たると説明する。

 華為のサーバーは「鯤鵬(Kunpeng)」プロセッサーと「昇騰(Ascend)」AI半導体を採用している。今回は国産技術の全スタック計算プラットフォームによって高性能マルチモーダル生成モデルを訓練できることを証明した。

 智譜は2019年に創業した清華大学(北京市)発のスタートアップ企業。LLMの開発に注力し、21年に独自モデル「GLMフレームワーク」を発表した。同時にMaaSの商業化プラットフォームを立ち上げ、同プラットフォームを通じてLLMサービスを提供する。LLMサービスの利用者は団体(企業、公共部門など)や個人が含まれ、うち団体顧客は8000社以上(2025年6月30日時点)。フロスト&サリバンによると、24年売上高ベースで、同社は中国の独立系汎用LLM開発企業で首位、全ての汎用LLM開発企業で2位に位置し、市場シェアは6.6%となっている。

 智譜は8日に香港証券取引所に上場したばかり。足元の株価は50%以上急騰した。米国が先端半導体の対中輸出を制限する中、中国政府は国産AI半導体の研究開発(R&D)と生産支援を強化している。



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