ニュース 2026/01/29 11:24
CATLが「ナトリウム電池」開発加速、極寒でも高性能 
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が「ナトリウムイオン電池」の研究・開発を加速している。摂氏マイナス20度の極寒に耐える高性能ナトリウム電池の早期量産をすでに実現した。3年後の生産コストに関し、現在主流のリチウム電池を下回る水準にまで抑える考えという。CATL乗用車事業部CTO(最高技術責任者)のGao Huan(高煥)氏が語った内容として、毎日経済新聞が28日付で伝えた。
ナトリウム電池の分野では、すでに量産第一陣となる新製品の納入を終えている。蓄電容量45kWhの同電池は、中小型バン、小型・超小型トラックなど複数車種に適合し、新エネルギー商用車にも搭載可能だ。
極寒環境下での優位性を強調し、マイナス20度の低温環境でも、92%以上の出力を確保する。電池セルが完全に凍り切ったマイナス30度でも、充電できると説明した。同じく極寒環境でSOC(残容量)が10%まで落ちた場合でも、貨物を満載したナトリウム動力電池搭載車は勾配10度の登坂が可能という。
リチウム電池と比較し、優劣は顕著だ。枯渇の恐れがないナトリウムは、電池製品の低温性能と安全性がより高い。高レート充電時の温度上昇が目立たない点もメリットだ。ただ、現時点では、工業化コストの高さ、産業チェーンの低い成熟度、エネルギー密度の低さなど改善すべき課題は多いと指摘した。
ナトリウム電池の実装場面は、拡大の途上だ。自動二輪車や蓄電(エネルギー貯蔵)などに使用され始めている。供給が本格化すれば、乗用車、商用車、さらには建設機械などの分野にも徐々に普及していくとの見方を高氏は示した。
産業チェーンの面では、各企業が布石を打ってきている。江蘇省の衆ドウ能源科技有限公司(Zoolnasm)は1月17日、四川省眉山市に整備した「万トン級硫酸鉄ナトリウム正極材料生産基地」が稼働開始したと発表した。年産能力の目標については、硫酸鉄ナトリウム正極材が3万トン、ナトリウム電池Packシステムが5GWh(500万kWh)に設定している。
これ以前には、動力電池大手の恵州億緯リ能(EVE:300014/SZ)が「億緯ナトリウムエネルギー本部、ロボットAIセンター」プロジェクトの着工を宣言した。広東省恵州市の恵州本部Dエリアに約10億人民元(約220億円)を投じ、2027年の完工時に2GWhの年産能力を持たせるという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ナトリウム電池の分野では、すでに量産第一陣となる新製品の納入を終えている。蓄電容量45kWhの同電池は、中小型バン、小型・超小型トラックなど複数車種に適合し、新エネルギー商用車にも搭載可能だ。
極寒環境下での優位性を強調し、マイナス20度の低温環境でも、92%以上の出力を確保する。電池セルが完全に凍り切ったマイナス30度でも、充電できると説明した。同じく極寒環境でSOC(残容量)が10%まで落ちた場合でも、貨物を満載したナトリウム動力電池搭載車は勾配10度の登坂が可能という。
リチウム電池と比較し、優劣は顕著だ。枯渇の恐れがないナトリウムは、電池製品の低温性能と安全性がより高い。高レート充電時の温度上昇が目立たない点もメリットだ。ただ、現時点では、工業化コストの高さ、産業チェーンの低い成熟度、エネルギー密度の低さなど改善すべき課題は多いと指摘した。
ナトリウム電池の実装場面は、拡大の途上だ。自動二輪車や蓄電(エネルギー貯蔵)などに使用され始めている。供給が本格化すれば、乗用車、商用車、さらには建設機械などの分野にも徐々に普及していくとの見方を高氏は示した。
産業チェーンの面では、各企業が布石を打ってきている。江蘇省の衆ドウ能源科技有限公司(Zoolnasm)は1月17日、四川省眉山市に整備した「万トン級硫酸鉄ナトリウム正極材料生産基地」が稼働開始したと発表した。年産能力の目標については、硫酸鉄ナトリウム正極材が3万トン、ナトリウム電池Packシステムが5GWh(500万kWh)に設定している。
これ以前には、動力電池大手の恵州億緯リ能(EVE:300014/SZ)が「億緯ナトリウムエネルギー本部、ロボットAIセンター」プロジェクトの着工を宣言した。広東省恵州市の恵州本部Dエリアに約10億人民元(約220億円)を投じ、2027年の完工時に2GWhの年産能力を持たせるという。
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