【亜州ビジネス編集部】中国スーパーマーケット大手100社の総売上高は、2024年に合計9000億人民元（約18兆2970億円）まで拡大した。前年比で0.3％の伸びを達成している。中国連鎖経営協会（CCFA）が9日に発表した「2024年中国超市Top100」で明らかにされた。

　これら大手100社の店舗総数は、前年比9.8％（純減2750カ所）減の2万5200カ所に減少したものの、6割以上の企業が店舗業績を改善させている。増収企業は42社、店舗増企業は25社。14社が増収・店舗増を実現した。

　業界首位のウォルマート（中国）は、通年で1588億人民元（約3兆2280億円）を売り上げている。Costco、好特売（Hotmaxx）、堯地（fudi）、ALDIの好調も目立った。年商30億～100億人民元の中堅企業も業績改善が進んだという。

　全体のオンライン売上比率は16.9％に高まった。オンラインのロングリテールニーズに応える前置倉（前線倉庫）ビジネスモデルの活用が販売を押し上げている。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。