【亜州ビジネス編集部】7月1日の「暑運」（夏休み期間の特別輸送態勢）開始から8月17日までの鉄道旅客数は延べ7億1200万人に達し、7億人の大台に乗せた。前年同期比で4.1％増加している。1日当たりの平均旅客数は1484万人、平均運行本数は1万1298本。需要増に対応するため、1日当たり平均573本の旅客列車を追加運行した。中国国家鉄路集団有限公司の情報として、中国政府系メディアが18日付で報じた。

　中国では7月1日から2025年の「暑運」がスタート。期間は8月31日まで62日間に及ぶ。国家鉄路集団の予測によれば、期間中の鉄道旅客は延べ9億5300万人に達する見通しだ。前年同期比で5.8％増加し、過去最多を更新する見込み。1日当たり1537万人の旅客が予想されている。今年の「暑運」期間には、1日当たり1万1500本の鉄道旅客線が運行される予定。前年同期比で5.5％増加する計算となる。

　24年の「暑運」鉄道旅客輸送量は、中国全体で前年同期比6.7％増の延べ8億8700万人と過去最多を記録した。1日当たりの平均運行本数は前年同期比6.2％増の1万905本に拡大している。


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