【亜州ビジネス編集部】中国では今年、10月の国慶節と中秋節が同時期に重なるため、8日間の大型連休となる。旅行者数や航空チケット予約数は前年同期を大きく上回り、海外旅行のオンライン検索数も急増している状況だ。旅行会社の衆信旅遊（002707/SZ）によると、9月9日時点の予約ベースで同連休期間の旅行者数は前年同期比で130％増加。取引額は120％の伸びを示している。界面新聞が10日付で伝えた。

　今年の国慶節・中秋節連休は10月1～8日の8日間。11日は振替出勤日となるが、同日を含む9～11日に休暇を取り、結果的に12連休とする人も少なくないという。大型連休となることから長距離旅行が人気だ。

　前出の衆信旅遊によれば、海外旅行はビザ免除政策や航空便の運航再開も追い風となり、旅行者数が前年同期比で130％増加している。うち北米への旅行者数が207％増、欧州が80％増となった。また国内では、新疆、内モンゴル、甘粛などのツアーが人気だという。

　このほか、航空チケット予約の航旅縦横によると、国慶節・中秋節連休期間の国内線チケット予約数は9月8日までの時点で326万件に達した。1日当たり平均で前年同期を26％余り上回っている。国際線チケット予約数は116万件で、同15％の伸びとなった。


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