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  ニュース     2025/10/14 10:02

小鵬匯天の空飛ぶクルマ「陸地航母」、中東で600台受注 無料記事

【亜州ビジネス編集部】小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)傘下の広州匯天航空航天科技有限公司(小鵬匯天)はこのほど、自社開発した空飛ぶクルマ(eVTOL)「陸地航母(Land Aircraft Carrier)」について、ドバイで初の国際発表会を開催し、中東地域向けに600台の受注契約を締結した。具体的な金額は明らかにしていないものの、eVTOL分野では海外最大規模の契約となる。格隆匯新聞が13日付で報じた。

 小鵬匯天はアラブ首長国連邦(UAE)のAli & Sonsグループ、カタールのAlmanaグループ、クウェートのAlSayerグループ、UAE中華工商総会との間で契約を交わした。発表会では「陸地航母」の有人飛行デモンストレーションも行われ、同社のグローバル展開の第一歩となった。

 小鵬匯天は陸上車両と空中飛行ユニットを自動で組み合わせ・分離できる世界初のeVTOL「陸地航母」を開発した。この分離式飛行車は、海南省内の複数地域で飛行テストや路上テストを実施中。これまでの報道によると、同社は2026年にも「陸地航母」を正式発売し、大規模な納車を開始する見通しだ。

 広東省広州市で建設中の年産能力1万台のeVTOL工場は25年第4四半期(10~12月)に完工し、同時に予約販売も始める予定。中国国内での販売価格は30万米ドル(約4570万円)を下回る水準とし、年間販売目標は1万台に設定する方針という。


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