ニュース 2025/11/13 14:29 NEW!!
中国政府がSMICに指導、華為に先進プロセス優先供給 
産業・企業 電子・半導体
【亜州ビジネス編集部】先進半導体の深刻な不足状態を受けて、中国政府が中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)に対し、華為技術有限公司(ファーウェイ)などテック大手に製品を優先供給するよう指導を開始した。華為は人工知能(AI)用半導体の生産をSMICに委託している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道として台湾・経済日報が12日報じた。
中国テック大手は、米国による半導体輸出規制の下、国内の限定的な生産能力の獲得競争を繰り広げている。計算能力の不足を補うために2枚以上のチップレットをまとめてパッケージング(封止)するなど手段を尽くしているが、一部の試験機関はエヌビディア(NVDA/NASDAQ)の高性能GPU(画像処理半導体)の密輸に走っているという。
中国政府は最近、国の資金を投じたデータセンター(DC)にエヌビディアのAI用半導体の使用停止を指示し、既に使用していたエヌビディア製品を取りやめたDCも出た。また、一部機関はエヌビディアの旧型製品の使用も停止するよう企業に通達した。
ただ、エンジニアはエヌビディア独自のエコシステムに慣れており、中国製品への代替によって過熱やシステムクラッシュ、ソフトウエアのサポート不足などの問題を訴えている。
米半導体リサーチサービス、セミアナリシスによると、華為は今年、独自AIプロセッサー「昇騰(Ascend)」を80万5000個生産する見通しだ。しかし、これらの全てがエヌビディアの最高級製品と比肩できるわけではない。華為に近い関係者は、同社は来年、生産量を倍増する計画だと明らかにした。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国テック大手は、米国による半導体輸出規制の下、国内の限定的な生産能力の獲得競争を繰り広げている。計算能力の不足を補うために2枚以上のチップレットをまとめてパッケージング(封止)するなど手段を尽くしているが、一部の試験機関はエヌビディア(NVDA/NASDAQ)の高性能GPU(画像処理半導体)の密輸に走っているという。
中国政府は最近、国の資金を投じたデータセンター(DC)にエヌビディアのAI用半導体の使用停止を指示し、既に使用していたエヌビディア製品を取りやめたDCも出た。また、一部機関はエヌビディアの旧型製品の使用も停止するよう企業に通達した。
ただ、エンジニアはエヌビディア独自のエコシステムに慣れており、中国製品への代替によって過熱やシステムクラッシュ、ソフトウエアのサポート不足などの問題を訴えている。
米半導体リサーチサービス、セミアナリシスによると、華為は今年、独自AIプロセッサー「昇騰(Ascend)」を80万5000個生産する見通しだ。しかし、これらの全てがエヌビディアの最高級製品と比肩できるわけではない。華為に近い関係者は、同社は来年、生産量を倍増する計画だと明らかにした。
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