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  ニュース     2025/12/05 14:17

世界ヒト型ロボ業界の11月資金調達142%増、中国は25件 無料記事

【亜州ビジネス編集部】市場調査会社、深セン市高工産業研究有限公司(GGII)がこのほど発表した最新リポートによると、世界の人型ロボット(ヒューマノイドロボット)業界における今年11月の資金調達額は合計で75億人民元(約1640億円)を超えた。前年同月比で141.9%増加している。うち25件が中国の案件で、ほか2件が米国だった。証券時報が4日付で伝えた。

 11月は米中両国で大型の資金調達が実施されている。うち規模が大きい案件は、ロボット本体を手がける米アプトロニック(Apptronik)と中国の星動紀元(ROBOTERA)だ。他13社のロボット本体メーカーには、極佳視界(GigaAI)、深朴智能(SimpleAI)、原力霊機(Dexmal)などが含まれる。コア部品分野では、賽感智能、智子力控、藍点触控、他山科技など4社のセンサー企業、霊心巧手、傲意科技など2社の多指ハンド企業がそれぞれ資金調達を終えた。

 GGIIによると、2025年末にかけて人型ロボット業界では新規参入企業が増える一方、多くの先行企業がユニコーン企業へと成長しつつある。例えば、前出のアプトロニックは11月初旬に3億3100万米ドルを調達し、その評価額は50億米ドル(約7740億円)に達した。中国では、自動車メーカーからも注目を集める星動紀元がA+ラウンドで約10億人民元を調達している。

 直近では、米政治メディアのポリティコが3日、米政府がロボティクス分野に関する大統領令を来年発出することを検討していると報じた。ラトニック米商務長官がロボティクス業界の最高経営責任者(CEO)らと会談しており、業界の発展を加速させたい考えだという。

 一方の中国は人型ロボット産業の発展を支援する一方で、無秩序な市場参入を抑制する方針だ。国家発展改革委員会・政策研究室の李超・副主任は11月27日の記者会見で、業界と技術の発展を推進する一方、重複度の高い製品が同時期に市場に集中して投入されることに注意すべきと述べた。また、研究開発の余地が圧迫されるリスクにも警戒が必要との見解を示している。


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