【亜州ビジネス編集部】自動車世界大手の比亜迪（BYD：1211/HK）は16日、エンボディドAIロボット分野に注目し、「未来産業」への積極的な投資を進める方針を明らかにした。自社が保有する新エネルギー産業チェーン、先進技術、豊富なシナリオ応用経験を生かす。また、業界トップ企業との資本・業務提携を通じて経営資源を共有し、新たなビジネスモデルや成長エンジンを育成する。証券時報が16日付で伝えた。

　一方、主力の自動車事業では、海外市場に依然として大きな成長余地があると指摘。2025年に入り、同社は乗用車事業のグローバル化戦略を加速させ、海外向け車種ラインアップを拡充していると説明した。海外での乗用車・ピックアップトラック販売台数は25年1～8月に累計63万台を超え、複数の国で新エネルギー自動車（NEV）の販売上位にランクインしている。

　25年下半期には、製品ラインの拡充、海外での生産能力・販売ネットワーク整備、グローバルサプライチェーンの構築、自社物流能力の強化に努める方針。また、「騰勢（DENZA）」「仰望（YANGWANG）」など高級ブランドの海外展開を進める。


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