ニュース 2025/07/10 14:39
猛暑の中国、就寝時の冬瓜利用がブームに 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】中国全土を過去最強クラスの猛暑が襲うなか、エアコン電気代を節約しつつ、涼を得る手段として、「冬瓜(とうがん)を抱いて寝る」という新たな生活様式が一躍ブームになった。盛夏を迎えた7月、山東省、江蘇省、安徽省などで最高気温記録を相次ぎ更新。ネット上では、人だけでなく愛猫や愛犬が“マイ冬瓜”を抱えて眠る姿が拡散されている。中国政府系メディアが10日付で伝えた。
ひんやりとした肌ざわりの冬瓜は、水分の比率が全体の95%を超え、「水枕」と同じ原理で体表の熱を素早く奪う。中国伝統医学の中医的には、冬瓜の皮には清熱解暑(せいねつげしょ)の作用がある。
ある中医師は、「高齢者・幼児・妊婦などエアコンや扇風機が使いにくい層に、抱き枕のように冬瓜を利用することを勧めたい」と説明。使用前に表皮の白い毛を洗い落として使用する。温まったら水に浸して再利用できるだけに、経済的、かつ長持ちというメリットは大きいという。
中医師はまた、夏場は浅色の綿製や麻製の着衣で放熱し、冷飲や辛味を控え、室内通風や植物配置で遮熱するよう提案。運動は朝夕の涼しい時間帯に適度な汗をかく程度にとどめるなど、総合的な暑さ対策をとるよう呼び掛けた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ひんやりとした肌ざわりの冬瓜は、水分の比率が全体の95%を超え、「水枕」と同じ原理で体表の熱を素早く奪う。中国伝統医学の中医的には、冬瓜の皮には清熱解暑(せいねつげしょ)の作用がある。
ある中医師は、「高齢者・幼児・妊婦などエアコンや扇風機が使いにくい層に、抱き枕のように冬瓜を利用することを勧めたい」と説明。使用前に表皮の白い毛を洗い落として使用する。温まったら水に浸して再利用できるだけに、経済的、かつ長持ちというメリットは大きいという。
中医師はまた、夏場は浅色の綿製や麻製の着衣で放熱し、冷飲や辛味を控え、室内通風や植物配置で遮熱するよう提案。運動は朝夕の涼しい時間帯に適度な汗をかく程度にとどめるなど、総合的な暑さ対策をとるよう呼び掛けた。
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