ニュース 2025/06/02 15:33
中国で広がるペット探偵業、高額な費用でトラブルも 
リスク管理・社会
報道によると、ペット探しを請け負う業者の料金は一般的に高額だ。例えばある業者では、器材の設置やドローンを利用する無人捜索に8800人民元(約17万6000円)を請求している。スタッフが実際に捜索する場合は、2人で2日間、1日8時間探す形で計6800人民元を支払う必要があるという。
ただ利用者の間では、不満を訴える声が目立つ。「手付金として5000人民元を支払ったものの、ペットは見つからず、返金もなかった」「真剣に探していたとは思えない」といった声が寄せられている。
ある女性は、行方不明だった犬が自力で戻ってきたため、業者への支払いを拒否したところ、業者から訴えられたケースも報告されている。また、「迷子のネコを探している」とインターネット上に投稿した女性のもとに業者から連絡があり、藁をつかむ気持ちで捜索を依頼した。ほどなくして「猫を捕獲した」との知らせが届いたが、それは新たな要求の始まりだった。女性はすでに料金を支払っていたにもかかわらず、業者は輸送費や治療費などの名目で次々と高額な追加請求を突きつけた。女性が支払いを拒否すると、猫は引き渡されなかった。
困った女性が警察に相談したことで捜査が進展。業者の違法な手口が明らかになり、関係者11人が詐欺罪に問われる事態となった。
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