【亜州ビジネス編集部】Chat（チャット）GPTに対抗し、阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）がグループの人工知能（AI）アプリケーションを全面刷新して消費者市場進出を図る。電子商取引（EC）の強みをユーザー獲得に活かし、AIアプリケーションからの収益獲得を狙う。14日付台湾・工商時報が外電報道として伝えた。

　アリババはiOSとアンドロイド向けのアプリ「通義」を、同社のAIモデルと同じ「通義千問（Tongyi Qianwen）」に改称する。今後数カ月かけてAIエージェント機能を段階的に追加し、淘宝（タオバオ）を含む主要プラットフォームでのショッピング利用に対応する。

　関係者によると、アリババ社内では100人以上の開発者が同プロジェクトに従事し、最終的には世界展開のための海外版を立ち上げる予定だという。


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