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  ニュース     2019/07/29 08:54

中国でEVインフラ整備進展、6月に「EV充電器」100万基超え 無料記事

 世界最速のペースで、電気自動車(EV)用充電インフラ整備が中国で進んでいる。公共充電器と自家用充電器の総数は足もとで100万基の大台を突破した。今年6月末時点で合計100万2000基にまで増えている。国家能源局が25日に報告した。

 末端エネルギーに占める電力の比率は、上昇しつつある。中国は「電能替代」政策を導入。暖房や調理、輸送などに使っていた石炭、石油の従来型エネルギーを電力で代替する計画を進めてきた。新たな「電能替代」は、今年上半期に980億キロワット時まで拡大した。全国電力消費量の2.9%を占めたという。

 一方、中国電動充電基礎施設促進連盟の統計によると、充電サービス運営の会員企業が今年4月に新規設置した公共充電器数は39万1000基。自家用充電器を合わせた充電器累計設置数は、全国で前年同期比75.2%増の95万3000基に拡大した。4月に新設された公共充電器は、前月比で7464基増。前年同月比で49.2%多かった。2018年5月から19年4月までの月間新設数は平均1万748基。1〜4月にかけた新設は、前年同期比47.3%増の14万5000基に達した。

 公共充電器運営サービス業界は集約度が高い。充電器保有が1万基を超える大手は7社を数える。特来電新能源(12万8000基)、中国国家電網(8万8000基)、星星充電(7万9000基)、依威能源(2万基)、上海上汽安悦充電科技(1万6000基)、中国普天信息産業(1万4000基)、深セン市車電網絡(1万基)の順。これら7社で公共充電器の90.9%を占めた。


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