ニュース 2019/07/19 08:38
台湾EMSの仁宝電脳、インドネシアにアップル製品工場の建設検討
産業・企業
電子機器の受託製造サービス(EMS)大手である台湾の仁宝電脳工業(2324/TW)は、米アップル製品の製造工場をインドネシアに建設する検討に入った。アイルランガ・ハルタルト産業相が17日明らかにしたもの。アップルが中国生産の30%を東南アジアに移す生産再編計画の中でインドネシアが有力候補に挙がっているという。ザ・インサイダー・ストーリーズが18日付で伝えた。
仁宝電脳はアップルのスマートフォン「アイフォーン」やタブレットコンピューター「アイパッド」、スマートウォッチ「アイウォッチ」の製造を手がけている。アップルは、米中貿易摩擦が長期化するなか、中国での一極集中生産はリスクが高いとみて分散したい考え。同じくアイフォーン受託製造を手がける富士康科技集団(Foxconn)や和碩聯合科技(4938/TW)、緯創資通(3231/TW)、またパソコン「マックブック」を受託製造する広達電脳(2382/TW)なども中国外の投資先を検討しているとされる。候補地はインドネシアのほか、メキシコ、インド、ベトナム、マレーシアなど。
なおインドネシアの政府関係者によると、和碩聯合科技は今年5月、10億4000万米ドルを投じてアイフォーン用のチップ工場をリアウ諸島州のバタム島に建設する意向を表明した。地場電子機器大手サット・ヌサペルサダとタッグを組むとされる。
インドネシア政府は、電気・電子産業の振興に向けて、海外からの投資誘致に努めている。モバイル機器製造の投資呼び込みに向けては、端末識別番号の一意性を保つ国際移動体装置識別番号(端末識別番号)に関する国内規則の準備を進めている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
仁宝電脳はアップルのスマートフォン「アイフォーン」やタブレットコンピューター「アイパッド」、スマートウォッチ「アイウォッチ」の製造を手がけている。アップルは、米中貿易摩擦が長期化するなか、中国での一極集中生産はリスクが高いとみて分散したい考え。同じくアイフォーン受託製造を手がける富士康科技集団(Foxconn)や和碩聯合科技(4938/TW)、緯創資通(3231/TW)、またパソコン「マックブック」を受託製造する広達電脳(2382/TW)なども中国外の投資先を検討しているとされる。候補地はインドネシアのほか、メキシコ、インド、ベトナム、マレーシアなど。
なおインドネシアの政府関係者によると、和碩聯合科技は今年5月、10億4000万米ドルを投じてアイフォーン用のチップ工場をリアウ諸島州のバタム島に建設する意向を表明した。地場電子機器大手サット・ヌサペルサダとタッグを組むとされる。
インドネシア政府は、電気・電子産業の振興に向けて、海外からの投資誘致に努めている。モバイル機器製造の投資呼び込みに向けては、端末識別番号の一意性を保つ国際移動体装置識別番号(端末識別番号)に関する国内規則の準備を進めている。
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