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  ニュース     2019/08/02 08:45

中国:華為の上海青浦R&Dセンター、総額1540億円で整備中 無料記事

 上海市青浦区で通信機器メーカー世界最大手の中国企業が研究開発(R&D)センターの建設を進めている。華為技術有限公司(Huawei)は今年1月17日、青浦区に位置する市西軟件信息園の金沢郷鎮西岑社区に建設地を正式取得した。面積100ヘクタール近くに総額100億人民元(約1540億円)を投じる大型プロジェクトを始動。足もとで第1期の準備作業を進めている。澎湃新聞などが1日付で伝えた。

 第1期の開発面積は、華為本部(広東省東莞市・松山湖)の約2倍に上る94万7000平米。収容可能人員は1万5000人に達し、華為従業員全体の8.3%相当となる。3〜5年の工期を見込んだ。

 青浦R&Dセンター(「青浦淀山湖R&Dセンター」)は、華為の重点研究開発基地となる予定。主にモバイル端末向け集積回路(IC)、無線ネットワーク、モノのインターネット(IoT)などの領域で研究を進める。最終的には3万〜4万人を集める構想だ。

 華為は1996年、上海研究所を立ち上げている。上海研究所は10年、金橋路に進出した。このほか華為は、北京、蘇州、杭州、南京、西安、重慶、成都に研究所を設けている。

 市西軟件信息園は2017年末に完成。足もとで105社が進出した。


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