中国で最近、生鮮食品のデリバリーサービスが急速に需要を拡大させている。調査会社のクエストモバイルによると、通販最大手の「毎日優鮮」は今年7月にスマートフォンアプリの月間アクティブユーザー数（MAU）が初めて1000万人を突破。騰訊HD（テンセント・ホールディングス：700/HK）の無料通信アプリ「微信（ウィーチャット）」内で動くインストール不要のクラウドアプリ「小程序」でのMAUを合わせると、2500万人以上に達している。中国新聞網が6日付で伝えた。
　毎日優鮮は果物や野菜などから徐々に販売品目を拡大し、2018年以降は「総合スーパーマーケット」として調理済み食品、日用品なども含む販売・配達の体制を強化した。「注文から1時間以内の配達」を可能にするため、同社は全国20都市に1500カ所の倉庫を設置。物流網を拡充させたことにより、こうした倉庫から配達先までの平均所要時間は36分間まで短縮された。


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