広東省の肇慶市が企業の誘致活動を進めている。エレクトロニクス企業の奥士康科技(Aoshikang：002913/SZ)は20日、現地投資に関する契約を肇慶市政府と交わした。投資額は35億人民元（約526億円）を見込む。「肇慶奥士康科技産業園」プロジェクトを推進し、プリント基板工場と華南エリア本部を整備する計画だ。
　ハイエンドプリント基板の主力工場を建てる。敷地面積400ムーの工業地を確保した。
　2008年に発足した奥士康科技は、自動車部品向け、5Gネットワーク機器向け、BGA（格子状に半田ボールを並べた電極形状を有する半導体パッケージ基板）、高密度相互接続 (HDI) プリント基板などの生産を予定する。
　地域経済の振興を図る肇慶市政府は20日、合計32件に上る投資契約を各社と締結。これらプロジェクトの投資額は、総額で482億人民元規模に上る。


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