中国自動車メーカーの比亜迪汽車（BYD）、安徽江淮汽車（JAC）は、インドネシアへの一部生産移転をそれぞれ検討している。両社の代表者と会談した同国海事調整省インフラ局のリドワン・ドジャマルディン次長が10日明らかにした。対米輸出で高い関税を回避する狙いがあるという。ジャカルタポストが11日付で伝えた。

　同次長によれば、BYDは既に地場企業との提携に向けて交渉を進めている。一方、両社とも移転、投資の規模は公表していない。インドネシア政府側は工場の建設地として西ジャワ州を薦めた。両社からはバッテリー工場に近い場所を望むとの反応があったという。

　両社とも、インドネシア政府が2018年5月から準備を進めているEV製造に関する投資優遇草案に高い関心を示した。ただ、この草案はまだ作成中で、ルフット・パンジャタイン海事調整相によれば、現在は見直し段階にあるという。



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