高級ブランド品などの鑑定、メンテナンス、取引サービスを提供する「包大師（ibaodashi.com）」プラットフォームが上海市に高級品の展示取引センターを創設する。智鋭創想（北京）科技有限公司傘下の包大師は、上海外高橋保税区の管理委員会と合弁会社を立ち上げることで合意。双方が数千万人民元を拠出し、新会社を設立することを決めた。包大師は筆頭株主として経営を主導し、新会社は「上海外高橋」ブランドの使用権を得る。中国メディアが18日付で伝えた。

　上海外高橋鐘表珠宝展示交易中心の機能をグレードアップする予定だ。長江の河口に位置する上海外高橋自由貿易区は、中国最大級の高級品輸入窓口。2015年に発足した包大師は、越境貿易市場の開拓を進める計画だ。包大師のユーザーは200万人を超える。年間の総収入は1億人民元を上回った。

　上海自由貿易区の保税区では、2017年に時計、宝飾品などの輸入額が68億3000万人民元（約1043億円）にまで増加。中国全体の46％を占めた。


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