中国の超硬合金メーカー、廈門金鷺特種合金有限公司(アモイ金鷺)は、タイ東部のラヨン県に自社初の海外工場を設ける。廈門タングステン業(600549/SH）傘下の同社は、まず賃貸工場を利用し、年内にも超硬合金の生産を開始する計画。当初から進出計画はあったが、米中貿易摩擦を受けて時期を早めたという。23日付各紙が伝えた。

　現地法人のゴールデン・イーグレット・セメント・カーバイド（タイランド）を通じ、WHAイースタン・シーボード1工業団地で事業を行う。当初の年産能力は800トン。後に自社工場を建設し、年産能力を1500トンに引き上げる予定。今後3〜4年で25億バーツ（約86億円）を投資する。

　同団地運営の工業団地大手WHAインダストリアル・デベロップメントと23日、賃貸工場（4700平方メートル）のリースと、土地9万平方メートルの購入について契約を交わした。建設地に自社工場が完成するまで賃貸工場を利用する。




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