1人当たり消費支出の規模で、上海市が国内トップを維持したことが分かった。31省・自治区・直轄市の統計局がこのほど発表した最新データによると、上海市の1人当たり消費支出は今年上半期に2万2513人民元（約35万円）となり、前年に続いて首位に立った。2位は北京市の2万1134人民元、3位は天津市の1万5967人民元。ほか、浙江省、広東省、江蘇省、福建省、遼寧省、湖北省の計9省市が全国平均（1万330人民元）を上回っている。複数メディアが22日伝えた。
　1万人民元を超えたのは前出の9エリアに加え、重慶市、内モンゴル自治区の計11省・直轄市・自治区。一方、最下位はチベット自治区の5770人民元で、ほか貴州省の6872人民元、雲南省の7353人民元などが下位に並んだ。
　国家統計局によると、今年上半期の1人当たり消費支出は全国平均で1万330人民元。名目ベースで前年同期比7.5％増、物価変動の影響を除いた実質ベースで同5.2％増となった。うち都市部住民が1万3565人民元、農村部住民が6310人民元。名目ベースの伸び率はそれぞれ6.4％、8.7％と、農村部が都市部を上回った。
　消費支出の構造に関しては、交通・通信、教育・文化、医療・保健が全体を上回るペースで拡大。名目ベースでそれぞれ7.8％、10.9％、9.5％ずつ伸びている。


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