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  ニュース     2019/07/22 08:42

中国:「新零售」シェア争い激化、各社の出店ペース鈍化も 無料記事

 中国で2016年以降、「新零售(ニューリテール)」と呼ばれる業態が急成長している。スーパーマーケットとしては「盒馬鮮生」「七鮮」「超級物種」といった業者がインターネット通販と実店舗販売を組み合わせた事業を拡大。各社が激しいシェア争いを繰り広げているが、最近は出店ペースが鈍化している。中国新聞網が19日付で伝えた。
 「新零售」のスーパーマーケットはオーストラリア産のロブスターやチリ産のサクランボなど、海外産などの新鮮で質の高い食品を多く扱うことで知られるが、価格は通常のスーパーマーケットに比べてやや高い。
 盒馬鮮生は昨年7月31日の時点で店舗数が64店。同年末までの半年間に58店増え、122店となったが、今年上半期の出店数は約20社で、出店ペースは減速傾向にある。七鮮の王笑松総裁は昨年9月、「今後3〜5年間に全国で店舗数を1000店に増やす」と宣言したものの、足元の店舗数は16店にとどまり、目標達成は難しいとの見方も出ている。


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