通信キャリア大手の中国聯通（チャイナ・ユニコム：762/HK）は19日引け後、今年6月の営業実績を発表し、第4世代（4G）携帯電話の加入純増数が稼働契約数（実際に支払いを行った契約数）ベースで303万1000件だったことを明らかにした。前月の285万6000件から6.1％拡大。加入総数は2億3893万9000件で推移している。

　携帯電話全体の稼働契約数は2万4000件の純増。純増ペースは前月の5万7000件から鈍化した。稼働契約総数は3億2435万3000件だった。

　このほか、中国網通集団・香港から引き継いだ固定電話は14万7000件の純減。加入総数は5431万9000件に減少している。ブロードバンドは24万6000件の純増で、加入総数は8341万3000件となった。

　中国聯通はGSM、WCDMA、LTE、長距離通信、データ通信事業を展開する。携帯電話の契約数は、中国移動（チャイナ・モバイル：941/HK）に次ぐ国内2位。08年10月、固定電話キャリアの中国網通集団・香港を吸収合併し、同時に既存のCDMA事業を競合の中国電信（チャイナ・テレコム：728/HK）に売却した。09年1月に「WCDMA」規格の3G免許を取得。13年12月には「TD-LTE」規格の4G免許、15年2月に「FDD-LTE」規格の同免許を取得した。


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