西日本旅客鉄道（JR西日本：9201/東証1部）は24日、中国の電子商取引（EC）最大手、阿里巴巴集団（アリババ・グループ・ホールディング：BABA/NYSE）と業務提携すると発表した。世界遺産をはじめとする自然・景観、文化、食、体験など数多くの魅力的な観光素材のある西日本エリアの認知度向上と、中国からの訪日客拡大を目指す。

　今回の提携では、アリババ傘下の各サービスを活用する。うち「旅マエ（旅程日程や宿泊先を探す旅行の1〜4カ月前を指す）」では、アリババが運営するオンライン旅行予約プラットフォーム「飛猪（Fliggy）」で、西日本の魅力的な観光地、温泉、食、体験、観光列車など季節ごとの旬の情報を紹介。効果的な誘客を図る。また、「旅ナカ（訪日旅行中の観光地を巡り、ショッピングを楽しむフェーズ）」では、世界最大規模のモバイル決済サービス「支払宝（アリペイ）」の導入促進と観光情報の発信により、訪日客の消費拡大を促す。


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