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  ニュース     2019/09/11 18:59

比亜迪電子の長沙工場、「華為」ブランドスマホ量産開始 無料記事

 湖南省長沙市の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)工場で9日、「華為(Huawei)」ブランドのスマートフォン(スマホ)量産が始まった。新工場は望城経済技術開発区(望城経開区)の「長沙智能終端産業園」に位置する。比亜迪(BYD:1211/HK)傘下の比亜迪電子は、今年6月15日に受託生産に関する契約を締結した。比亜迪電子の長沙子会社工場による華為ブランドスマホの受託生産は初めて。受託生産契約から生産までわずか70日で、年産能力4000万台の生産ラインを立ち上げている。長沙晩報が10日付で伝えた。

 敷地面積260ムー(約17.3ヘクタール)の長沙智能終端産業園は、華為技術有限公司と比亜迪電子が共同で整備した。工場などの建築面積は26万平方メートルに上る。将来的には年産能力を1億5000万台に増強する計画だ。長沙市の重大産業建設プロジェクトに指定されている。

 一方、シンガポールの受託製造サービス(EMS)大手フレックスが5月、湖南省長沙市に置く工場の操業を停止していたことが先ごろ分かった。米当局が中国の電子機器メーカー最大手の華為技術に対し、禁輸措置を発動したことが影響した形。同工場は主に、中国の電子機器メーカー最大手、華為のスマホを組み立てていた。

 フレックスは1987年に中国に進出。中国では珠海、深セン、蘇州などに工場を構える。長沙工場は2018年7月に完成(第1期)したばかり。主に華為向けにスマホ組み立てサービスを提供していた。当初は長沙工場をさらに拡張(第2期)する計画だったが、第2期分の建設用地を比亜迪電子に譲渡したとされる。


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