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  ニュース     2020/03/16 19:05

中国:広汽トヨタNEV新ライン整備、南沙市の工業用地落札 無料記事

 トヨタ自動車(7203/東証)と広州汽車集団(2238/HK)の中国合弁、広汽豊田汽車(広汽トヨタ)は、新エネルギー車(NEV)の生産能力を増強する。広州市南沙区に自社5本目の新ラインを2022年に稼働させる計画だ。生産能力は年間20万台に設定する。財経網などが14日付で伝えた。

 広州市南沙経済技術開発区の工業用地をこのほど落札している。価格は9億1900万人民元(約139億6400万円)で面積75万5000平方メートル。1月21日に公示された入札参加者要件では、「落札後6カ月内の着工、36カ月(3年)以内の完成」が求められている。

 広州トヨタの株主である広州汽車集団は19年5月、広州トヨタの「NEV能力増強第1期・第2期プロジェクト」が株主の承認を経たと発表した。総額113億3000万人民元を投じ、年間40万台のNEV生産体制を構築する内容。22年に全面稼働するという計画を立てた。

 これらの2プロジェクトが完成すれば、広州トヨタ全体の生産能力は年間100万台にまで増強される。情報によれば、広州トヨタの4本目ライン(第1期NEV増強プロジェクト)はすでに生産設備の入札募集段階に入った。

 一方、トヨタと第一汽車集団との中国合弁である一汽豊田汽車(一汽トヨタ)もNEV増産計画を推進中だ。年産力20万台のラインを整備する計画を掲げている。投資額は85億人民元を見込んだ。

 


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