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  ニュース     2019/11/21 18:58

中国新車販売は10〜12月期にプラス成長回復へ=大和 無料記事

 大和キャピタルマーケッツは最新リポートで、中国の新車販売が今年第4四半期(10〜12月)にプラス成長を回復するとの見方を示した。足元で乗用車販売の縮小ペースが鈍化している点を指摘。11月を通じても減少率が縮小する見込みで、第4四半期を通じては緩やかな増加に転じるとみている。比較対象となる2018年第4四半期の販売実績が振るわなかったことに加え、2020年は前年に比べて春節(旧正月)が早いため、連休前の販売ピークが前倒しされると分析した。
 その上で大和は、吉利汽車(175/HK)、広州汽車集団(2238/HK)の投資判断を「買い」に維持。目標株価はそれぞれ20.00香港ドル、9.80香港ドルとした。両社ともに自主ブランド車の販売が回復するとみている。ディーラー銘柄では、中国永達汽車服務(3669/HK)の「買い」を推奨し、目標株価を9.20香港ドルとした。
 業界団体の全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)によると、11月第2週(11〜17日)の乗用車小売台数は前年同期比6%減の4万8783台だった。マイナス成長が続いたものの、減少率は第1週(1〜10日)の20%から縮小している。乗聯会は11月の小売台数が前年同月比で4%減少し、前月の6%減からやや改善すると予測した。
 乗聯会の最新データによると、10月の乗用車小売台数は、狭義ベース(マイクロバスを除く)で前年同月比5.7%減の184万3406台。4カ月連続のマイナス成長となったものの、減少率は9月の6.5%から0.8ポイント縮小した。前月比では3.5%増加している。


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