ニュース 2020/04/09 18:59
中国:華大基因のコロナPCR検査所、セルビアにも設置
産業・企業
中国の遺伝情報(ゲノム)解析大手企業が海外進出する。バルカン半島中西部のセルビアは8日、新型コロナウイルスPCR検査(核酸増幅法検査)施設「火眼ウイルス実験室」を2カ所に整備することで製造者の深セン華大基因科技(華大基因:300676/SH)と合意。首都ベオグラード、南部ニシュに1カ所ずつ設置することを決めた。2カ所を合わせた検査能力は1日当たり3000サンプルに上る。
ベオグラードのウイルス実験室は、国家医療センターに設ける予定。すでに改造工事に着手し、機器の到着を待つ段階にある。
華大基因は多くの実績を積み上げてきた。湖北省武漢市の全面協力を得て、わずか着工5日後の2月5日に火眼ウイルス実験室を立ち上げた経緯がある。武漢の火眼ウイルス実験室は、1日当たり検査能力がサンプル2万件に達した。このほか華大基因は、中国10都市以上(広東省深セン、天津、湖南省長沙、河北省石家荘、北京、江蘇省無錫、上海、重慶、雲南省昆明、山東省青島、貴州省貴陽など)に火眼ウイルス実験室を設置。アラブ首長国連邦(UAE)、ブルネイなどでも稼働させた。また、その他10カ国の政府、または提携期間とウイルス実験室の整備計画を進めている。
華大基因は新型コロナウイルスのPCR検査キットを生産してきた。生産量は3月2日時点で合計130万人分。これまで海外から31万人分以上のキットを受注し、日本やブルネイなど26カ国・地域に出荷した。
華大基因科技の前身は、1999年9月9日に設立された北京華大基因研究中心。ゲノム研究の分野で中国最大手で、大規模ゲノム解析や遺伝子医療開発の受託サービスを提供。中国や欧米、日本などに拠点を設けた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ベオグラードのウイルス実験室は、国家医療センターに設ける予定。すでに改造工事に着手し、機器の到着を待つ段階にある。
華大基因は多くの実績を積み上げてきた。湖北省武漢市の全面協力を得て、わずか着工5日後の2月5日に火眼ウイルス実験室を立ち上げた経緯がある。武漢の火眼ウイルス実験室は、1日当たり検査能力がサンプル2万件に達した。このほか華大基因は、中国10都市以上(広東省深セン、天津、湖南省長沙、河北省石家荘、北京、江蘇省無錫、上海、重慶、雲南省昆明、山東省青島、貴州省貴陽など)に火眼ウイルス実験室を設置。アラブ首長国連邦(UAE)、ブルネイなどでも稼働させた。また、その他10カ国の政府、または提携期間とウイルス実験室の整備計画を進めている。
華大基因は新型コロナウイルスのPCR検査キットを生産してきた。生産量は3月2日時点で合計130万人分。これまで海外から31万人分以上のキットを受注し、日本やブルネイなど26カ国・地域に出荷した。
華大基因科技の前身は、1999年9月9日に設立された北京華大基因研究中心。ゲノム研究の分野で中国最大手で、大規模ゲノム解析や遺伝子医療開発の受託サービスを提供。中国や欧米、日本などに拠点を設けた。
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