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  ニュース     2020/01/30 18:59

メルコリゾーツ日本法人に家宅捜索か、IR参入めぐる贈収賄事件で 無料記事

 日本のIR(統合型リゾート)参入を巡る贈収賄事件を巡り、マカオのカジノ大手、新濠博亜娯楽(メルコリゾーツエンターテイメント:MLCO/NASDAQ)が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたもようだ。捜査当局が日本法人の事務所を訪問。捜索では書類などが押収されたという。複数メディアが29日までに伝えた。
 今回の贈収賄事件では、中国企業の500彩票網(500.com:WBAI/NYSE)が日本でのIR参入を狙い、秋元司衆院議員など複数政治家に賄賂を贈ったとされる。秋元議員は2019年12月25日に収賄容疑で逮捕された。
 新濠博亜娯楽は、マカオ系コングロマリットの新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)を親会社とする。新濠国際発展の董事会主席兼CEO(最高経営責任者)である何猷龍(ローレンス・ホー)氏はこれ以前に、日本でのビジネスチャンスに注目していると表明。進出の候補地としては、「ハイクラスの海外客が集まる場所」との理由から横浜を有望視していた。
 新濠国際はレジャー・娯楽事業(カジノ、ホテルの運営等)、不動産・投資事業を手がけている。「マカオのカジノ王」スタンレー・ホー氏の実子が代表者。傘下にカジノ運営事業者の新濠博亜娯楽を擁する。カジノリゾート「新濠鋒(アルティラ・マカオ)」は07年に開業。カジノ併設の総合リゾート施設「新濠天地(シティ・オブ・ドリームス)」を09年に、「シティ・オブ・ドリームス・マニラ」を14年12月にオープンした。


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