重慶国際汽車展覧会（重慶モーターショー）が13日に開幕した。22回目を迎える今年は、80種を超す内外ブランドが集結。電動車やスマートカーを含む新車1000モデル以上を展示した。「重慶国際博覧センター」で21日まで開催される。中国新聞網などが15日付で伝えた。

　2020年のテーマは「若年化、スマート化、電動化」。展示ブースの総面積は15万平方メートルに上る。開催期間中に各大手自動車メーカーが合計32回の新車発表会を開く予定だ。

　マセラティ、ランボルギーニ、マイバッハなど超高級車や、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどの高級車、リンカーン、インフィニティ、ジャガー・ランドローバーなどの主力輸入車などを展示。合弁ブランドや中国自主ブランド、新興EVブランドの新車も披露されている。

　新型コロナウイルス感染対策として、今年はチケット予約・購入にオンラインシステムを本格導入した。4つの時間帯に分けて来場者を分散する。また電子チケットの導入を通じ、入場時の係員との接触を減らした。来場者には、マスク着用、検温、健康状態を色で示す「ヘルスコード」の提示を求めている。

　このほか中国では、今年下半期に「三大モーターショー」が成都市、北京市、広州市で相次ぎ実施される運び。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、4月開幕予定だった「2020（第16回）北京国際汽車展覧会（Auto China 2020：北京モーターショー2020）」は約半年後に延期された。

　それぞれの開催日程は、成都モーターショーが7月24日〜8月2日、北京モーターショーが9月26日〜10月5日に続き、広州モーターショーが11月20〜29日の予定だ。


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