中国3大航空の一角を占める中国国際航空（753/HK）は30日、オリエントコーポレーション（オリコ：8585/東証1部）と提携し、「エアーチャイナ・オリコ・マスターカード」の発行を9月29日付で開始したと報告した。日本在住の顧客に対し、より便利でお得なマイレージプログラムを提供し、中国国際航空ユーザーの利便性の向上を図る。
　同カードは中国国際航空、提携航空会社の航空チケット購入のほか、世界中のマスターカード加盟店でのショッピング利用で150円につき1マイルが加算される。普段の買い物で利用し、中国国際航空のマイレージプログラム「フェニックスマイル」を効率良くためることが可能。ためたマイルは、座席のアップグレードや特典航空券などに交換できる。
　また、海外旅行中に飛行機の到着が遅れて乗継便に乗ることができなかった場合や、預け入れた荷物が届かなかった場合の損害を補償する「国外航空機遅延保険」が自動的に付帯されているほか、マスターカードタッチ決済（非接触決済機能）の搭載により、コンタクトレスに対応する同加盟店でかざすだけでスピーディーに利用できる。
　中国国際航空は北京空港を拠点に、193カ国・地域の1317都市を結ぶ路線を運航する（コードシェア含む）。国泰航空（キャセイ航空：293/HK）と資本提携。06年9月、保有する港龍航空（現キャセイドラゴン航空）の43％権益をキャセイに譲渡した。その際、キャセイの権益10％を取得（同社と株式持ち合い）。09年8月、キャセイ株12.5％を追加取得し、持株比率が30.0％に上昇している。


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