ニュース 2020/04/10 18:59
中国:排ガス基準「国6」未導入エリア、先送り検討中=生態環境部
政策・政治
「小型自動車向けの第6段階・エンジン大気汚染物質排出規制」(通称:「国6」)に関し、中国当局は一部のエリアで導入を先送りする見通しだ。一段と厳格化した新基準は2016年に公表。2020年7月1日から全国に拡大するよう、全地方政府に命じられた。北京市や上海市をはじめとする16省・直轄市は、すでに足もとで繰り上げて導入済み。ただ、残るエリアに関しては、新車在庫が積み上がっている事情を踏まえ、導入までの期限を延長する方向で調整を進める意向という。生態環境部大気司の呉険峰・副司長が9日に報告した。
先行導入した6省・直轄市では、新たな乗用車が「国6」に切り替わるなか、排ガスの清浄度が大幅に高まっている。市場の反応も良好で、多くの消費者が「国6」対応車両を受け入れるようになったという。
こうしたなか、すでに完成車メーカーの生産する「国6」対応車両の比率が全体の97%を超えた点に着目。新型コロナウイルス感染の影響で新車販売が大きく鈍化した事態を踏まえ、車産業に「国5」対応車の在庫処理期間を与える方針を示した。一連の政策が策定された場合、速やかに公表するという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
先行導入した6省・直轄市では、新たな乗用車が「国6」に切り替わるなか、排ガスの清浄度が大幅に高まっている。市場の反応も良好で、多くの消費者が「国6」対応車両を受け入れるようになったという。
こうしたなか、すでに完成車メーカーの生産する「国6」対応車両の比率が全体の97%を超えた点に着目。新型コロナウイルス感染の影響で新車販売が大きく鈍化した事態を踏まえ、車産業に「国5」対応車の在庫処理期間を与える方針を示した。一連の政策が策定された場合、速やかに公表するという。
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