ニュース 2020/07/29 18:59
中国:合肥で堤防自主破壊、巣湖の水位上昇防ぐ
リスク管理・社会
安徽省合肥市の肥西県は26日、県内を流れる蒋口河の堤防を約100メートルにわたり自主的に破壊した。近くの湖「巣湖」の水位を下げて水害を防止するため。遊水地となる周辺住民1万558人が避難した。複数メディアが伝えた。
経済先進地の江蘇省、浙江省の主要都市を水害から守るため、中国政府は安徽省や河南省を遊水地としている。23日には淮河の洪水を緩和するため、安徽省王家ダムの放流を行い、あらかじめ遊水地に指定されている「蒙エ蓄洪区」に住む約20万人が家財を失った。今回も巣湖の水位が上昇したため、中国政府が26日に堤防の自主的破壊を指示し、合肥市肥西県の政府が従った。
中国政府は安徽省を遊水地として使い続けている。巣湖の水門を開放して長江の水位を下げたほか、23日には王家ダムを放流。26日には蒋口河堤防の自主破壊を行った。1億立方メートルの水が流れ込み、水田や村落が水没。約3000年の歴史を持つ町「柘皋鎮」も水に沈んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
経済先進地の江蘇省、浙江省の主要都市を水害から守るため、中国政府は安徽省や河南省を遊水地としている。23日には淮河の洪水を緩和するため、安徽省王家ダムの放流を行い、あらかじめ遊水地に指定されている「蒙エ蓄洪区」に住む約20万人が家財を失った。今回も巣湖の水位が上昇したため、中国政府が26日に堤防の自主的破壊を指示し、合肥市肥西県の政府が従った。
中国政府は安徽省を遊水地として使い続けている。巣湖の水門を開放して長江の水位を下げたほか、23日には王家ダムを放流。26日には蒋口河堤防の自主破壊を行った。1億立方メートルの水が流れ込み、水田や村落が水没。約3000年の歴史を持つ町「柘皋鎮」も水に沈んだ。
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