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  ニュース     2020/08/13 18:59

半導体売上高ランキングでTSMCが世界3位維持、中国海思も上位圏内 無料記事

 市場調査会社の米ICインサイツは11日、2020年上半期(1〜6月)の半導体売上高ランキングを発表した。1〜7位は第1四半期(1〜3月)と同企業がランクインし、うちファウンドリ最大手の台湾積体電路製造(TSMC:2330/TW)は3位をキープ。中国・華為技術(ファーウェイ)の子会社である海思半導体(HiSilicon)は、中国勢初のトップ10入りを果たした第1四半期に続き10位を維持している。
 上半期のトップ10は首位から順に、インテル、サムスン電子、TSMC、SKハイニックス、マイクロン、ブロードコム、クアルコム、エヌビディア、テキサス・インスツルメンツ(TI)、海思半導体。これら10社の国別(本社)内訳は、米国が6社、韓国が2社、台湾、中国が各1社だった。事業形態別では、自社で全工程を行うIDMが5社(インテル、サムスン、SKハイニックス、マイクロン、TI)、ファブレスが4社(ブロードコム、クアルコム、エヌビディア、海思半導体)、ファウンドリが1社(TSMC)となっている。
 また、これら10社の売上高総額は前年同期比で17%増加し、半導体業界全体の伸び(5%)を大幅に上回った。中でも海思半導体が49%増と上位10社で最大の伸び。これにTSMCが40%増で続いた。
 ただ、ファーウェイに対する米制裁の影響で、海思半導体は近く上位圏外に落ちる可能性が高いとICインサイツは予測している。


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