北京市は12日から13日にかけて今季最大の豪雨となり、当局が12日午後11時、大雨警報を出した。また、市当局は13日午前1時、洪水の「オレンジ警報」を発令。市中心部を流れる清河の水門「羊坊閘」付近に毎秒500立方メートルの水が流入し、同市朝陽区と北運河下流地域では低地などで洪水の危険が高まっている。当局は市民に外出を控えるよう呼びかけた。複数メディアが伝えた。

　北京市公安局（警察）は12日夜、警察官4万人を動員。バスターミナルや高速道路、人が集まる場所などでパトロールと交通整理を強化した。また、市水務局などと協力し、川やダムの周辺、低地、旧式の住宅街などを点検。一部で住民を避難させた。

　北京市水務局によれば、12日の豪雨で同市の降水量は11億1600万立方メートルに達し、3億4400万立方メートルの水資源が得られたという。うち地表水は1億2100万立方メートル、地下水は2億2300万立方メートルだった。


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