20日にも台風7号 「ヒーゴス」が中国沿海部に到達する見通しだ。フィリピン近海で発生した台風は、広東省西部から海南省東北部に襲来するとみられている。影響は広東省、海南省だけでなく、広西チワン族自治区、雲南省にも及びそうだ。早くも現地では、強風や豪雨に対する警戒感が高まっている。特に広西チワン族自治区では、まとまった降水量を記録する可能性がある。中国天気網などが18日までに伝えた。
　フィリピン近海では16日に熱帯低気圧が発生し、その後、勢力を増して台風に発達している。台風は8月に入り5つ発生。今回の7号は、8月に中国上陸する3つ目の台風となる見通しだ。いまのところ勢力は限定されているものの、条件によっては成長する恐れもある。
　20日午前の中国上陸時は、沿海部で秒速28〜33メートルの強風が吹くと予想された。南シナ海西北部、広西チワン族自治区北部湾北部、広東省雷州半島では、最大瞬間風速36〜39メートルを記録する恐れがあるという。
　日本時間の18日15時、台風第7号は北緯20度30分、東経115度55分の会場を時速15キロメートルで西北西に進行中。中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルとなっている。
　今年8月に中国では、4日に台風4号（ハグピート」、8月11日に台風6号「メーカラー」が相次ぎ上陸した。


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