ニュース 2020/06/19 18:59
中国:華為スマホ生産危機、韓国サムスンもチップ受託製造拒否か
産業・企業
中国の通信設備メーカー大手、華為技術(ファーウェイ)からのチップ製造依頼を韓国サムスン電子が拒否したもようだ。華為はこれまで、台湾積体電路製造(TSMC:2330/TWSE)に製造を委託してきたが、米国による制裁措置を受けてTSMCは新規の受注を停止したとされる。チップの供給が停滞すれば、華為のスマートフォン生産は危機的状況に陥る見通しだ。香港メディアが19日、韓国での報道を引用する形で伝えた。
華為のスマホ向けチップ「麒麟」は、同社傘下の海思半導体(ハイシリコン)が設計し、TSMCなど外部企業に製造を委託している。「麒麟」の製造には7ナノメートル製造プロセスが必要となるが、同技術を持つのはTSMCとサムスンのみだ。中国のファウンドリ大手、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)はまだ14ナノ工程にとどまっている。
一部メディアは先ごろ、華為の5G端末向け新型チップの在庫が1年未満の水準まで減少しており、顧客への5G製品納入が停滞する恐れがあると報道。また、創業者で最高経営責任者(CEO)の任正非氏は社内文書の中で、「会社は戦時状態に入った」との危機感を示したと報じられている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
華為のスマホ向けチップ「麒麟」は、同社傘下の海思半導体(ハイシリコン)が設計し、TSMCなど外部企業に製造を委託している。「麒麟」の製造には7ナノメートル製造プロセスが必要となるが、同技術を持つのはTSMCとサムスンのみだ。中国のファウンドリ大手、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)はまだ14ナノ工程にとどまっている。
一部メディアは先ごろ、華為の5G端末向け新型チップの在庫が1年未満の水準まで減少しており、顧客への5G製品納入が停滞する恐れがあると報道。また、創業者で最高経営責任者(CEO)の任正非氏は社内文書の中で、「会社は戦時状態に入った」との危機感を示したと報じられている。
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