【亜州ビジネス編集部】　中国工業情報化部の王江平副部長は新型コロナウイルス検査能力に関する5日の記者会見で、7月末までに全国で1億6000万人のPCR検査を実施したと報告した。1日当たりの検査能力は同月末までに最大484万件に拡大。3月初旬時点では126万件だったことから、約5カ月で4倍に膨らんだ計算となる。
　王副部長によると、7月末時点でPCR検査が可能な医療機関は4946カ所、検査人員は3万8000人余りに増加。1日当たりの最高検査実績は300万人超だった。
　7月下旬時点の報道によれば、日本の1日当たりPCR検査能力は約3万2000件。抗原検査を加えても約5万8000件にとどまる。このほか、米国は1日50万件、ドイツは週110万件、フランスは週70万件。中国の検査能力は各国を大きく上回っている。


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