中国外交部、民用航空局、海関総署（税関）は20日、中国行き航空機の外国人乗客に対し、搭乗手続きの際、PCR検査で陰性だったことの証明書の提示を義務付ける方針を通知した。
　外交部の汪文斌報道官によると、航空機で中国を訪れる外国人乗客に対し、搭乗手続きの日から5日以内にPCR検査を受けることを求め、各航空会社が点検を行う。各国の中国大使館が駐在国のPCR検査能力などを評価した上で、実施の具体的なやり方を定めるという。
　報道によると、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で新型コロナウイルスの集団感染が起きている。22日午前0時（現地時間）現在、同自治区の感染者は計140人に達した。ウルムチ市の天山区内で開かれた結婚披露宴が集団感染の要因となった可能性が指摘されている。
　国家衛生健康委員会の発表によると、全国で21日に確認された新型コロナウイルス感染者は14人で、うち5人が海外での感染者、9人が国内での感染者（全員が新疆）だった。新規の死者はゼロ。22日午前0時現在、国内で治療中の感染者は233人（重症者6人）、累計の感染者数は8万3707人、死者数は4634人となっている。


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