ニュース 2019/11/20 18:59
AI顔認証の曠視科技、21日にも香港IPO審査
産業・企業
人工知能(AI)技術を用いた顔認証技術企業、曠視科技(メグビー)が香港での新規株式公開(IPO)に向け、21日に上場審査を受ける予定だ。香港上場により、同社は5億米ドル(約540億円)以上を調達する計画という。一部では上場先送りの観測も浮上していたが、当初報じられた通り11月の審査実施となるようだ。外電が20日、消息筋情報として伝えた。
2011年設立の曠視科技は、「中国のシリコンバレー」と呼ばれる北京中関村に本社を構える。AI技術の開発を手がけ、特に顔認証、ディープラーニングなどの技術で強みを持つ。商湯科技(センスタイム)、依図科技(YITUテクノロジー)、雲従科技(クラウドウオーク)と並び、中国AI業界の「四小龍」と呼ばれる急成長企業だ。Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)や、同系列のアント・フィナンシャルを主要株主とする。
曠視科技は10月9日付で、米商務省のエンティティ・リスト(輸出管理規則に基づく事実上の禁輸措置対象リスト)に追加された。米商務省はリスト入りの理由について、中国によるウイグル族弾圧に関与したと説明している。前出の商湯科技、依図科技のほか、音声認識技術の科大訊飛(アイフライテック:002230/SZ)、監視カメラの杭州海康威視数字技術(ハンジョウ・ハイクビジョン・デジタル・テクノロジー:002415/SZ)などもリストに加えられた。
曠視科技が上場を果たせば、香港で4社目の加重投票権(Weighted Voting Rights:WVR)銘柄となる。WVR銘柄とは、「種類株」を発行するなど特殊な統治構造を持つ銘柄で、2018年4月に香港への上場が解禁された。WVR銘柄としては、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)がすでに上場しているほか、阿里巴巴が来週26日に新規上場する運び。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
2011年設立の曠視科技は、「中国のシリコンバレー」と呼ばれる北京中関村に本社を構える。AI技術の開発を手がけ、特に顔認証、ディープラーニングなどの技術で強みを持つ。商湯科技(センスタイム)、依図科技(YITUテクノロジー)、雲従科技(クラウドウオーク)と並び、中国AI業界の「四小龍」と呼ばれる急成長企業だ。Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)や、同系列のアント・フィナンシャルを主要株主とする。
曠視科技は10月9日付で、米商務省のエンティティ・リスト(輸出管理規則に基づく事実上の禁輸措置対象リスト)に追加された。米商務省はリスト入りの理由について、中国によるウイグル族弾圧に関与したと説明している。前出の商湯科技、依図科技のほか、音声認識技術の科大訊飛(アイフライテック:002230/SZ)、監視カメラの杭州海康威視数字技術(ハンジョウ・ハイクビジョン・デジタル・テクノロジー:002415/SZ)などもリストに加えられた。
曠視科技が上場を果たせば、香港で4社目の加重投票権(Weighted Voting Rights:WVR)銘柄となる。WVR銘柄とは、「種類株」を発行するなど特殊な統治構造を持つ銘柄で、2018年4月に香港への上場が解禁された。WVR銘柄としては、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)がすでに上場しているほか、阿里巴巴が来週26日に新規上場する運び。
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