ニュース 2020/11/25 20:01
中国:YMTCの3次元NANDフラッシュ、華為スマホ「Mate 40」に採用 
経済・統計
YMTCは中国で初めて同製品を量産。独自のXtackingアーキテクチャを採用して、生産周期を20%短縮し、製品の性能を引き上げている。楊CEOは「YMTCが擁する技術は世界でも一流水準に到達した。次は生産能力の問題を解決するために、今後は中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)に生産を委託する」と語った。
フラッシュメモリーの世界市場シェアは、首位サムスンが33.3%に上る。韓国・日本・米国勢で98.4%を占め、YMTCは現時点でシェア約1%の7位にすぎないのが現状だ。
国内スマホメーカーはこれまで、フラッシュメモリーのようなコアデバイスは海外勢から調達してきたが、ファーウェイは今回、YMTC製品の採用を決定している。パワーマネジメントチップに関しても、広東希荻微電子有限公司(ハロ・マイクロエレクトロニクス)の製品を初めて採用した。米国による制裁で海外からの半導体調達が困難になった中、国内企業への切り替えを進める。国内サプライチェーンを育成する意図もあるという。
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