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  ニュース     2021/06/22 19:00

中国:即席めん消費多様化、1袋10元の商品が人気 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国は即席めん大国で、消費量は全世界の4割を占める規模だ。即席めんの消費はここ数年で回復し、多様化が加速。特に高価格帯の袋めんが消費者の人気を集めている。中国政府系メディアが報じた。
 既存の即席めんブランドが高価格帯の商品を発売したことに加え、多くの海外ブランドも中国市場に相次いで参入。ある越境EC企業は2019年初めに、韓国の即席めん企業の輸入許可を取得した。スパイシー、チーズ、フライドソース、クリーム味などの韓国産即席めんを販売。年間15億人民元(約256億円)を売り上げている。
 上海市のある大型スーパーチェーンでは、袋入り即席めんが5袋パックで販売されており、低価格で定番味の泡面(インスタントラーメン)は8〜9人民元。一方、高価格帯の商品では20人民元以上で売られているものもある。カップめんは4〜5人民元が一般的だが、高価格のものは10人民元近く、中には20人民元を超えるものも複数種類ある。同チェーンでは、5〜10人民元の即席めんの売上高が全体の24%、10人民元以上が約33%を占め、10人民元を超える高価格帯の即席めんの売り上げが年々増加傾向にあるという。
 別のスーパーの担当者によると、袋めんに比べて、カップめんの方が人気があり、売上高の6割を占めている。消費者はスープのベースや原料に注目するようになってきたという。


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