ニュース 2021/08/11 19:00
中国:7月新車販売186.4万台、3カ月連続マイナス=汽車工業協会
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国汽車工業協会は11日、今年7月の新車販売台数が前年同月比11.9%減の186万4000台に縮小したと発表した。マイナス成長は3カ月連続。減少率は前月の12.4%からやや縮小した。生産台数は15.5%減の186万3000台。前月比では販売が7.5%減、生産が4.1%減となった。
7月も新車販売の減少が続いた要因について、同協会は◆比較対象となる前年同期の実績が高かった、◆排ガス基準の変更が商用車の生産・販売に影響した、◆車載チップ不足が乗用車の生産・販売に影響した――と説明。一部地域での新型コロナウイルス再流行に加え、天候の悪化なども影響したとしている。ただ、新エネルギー車(NEV)の生産、販売は引き続き過去最多ペースで推移しており、年初来の生産・販売台数は昨年通年を上回った。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比7.0%減の155万1000台(前月比1.1%減)、生産台数が10.7%減の154万8000台(同0.5%減)。商用車は販売台数が30.2%減の31万2000台(同30.0%減)、生産台数が33.2%減の31万5000台(同18.8%減)となった。
一方、NEVの販売台数は前年同月比2.6倍の27万1000台、生産台数は2.7倍の28万4000台に伸びた。1〜7月の累計では、販売が147万8000台、生産が150万4000台に達し、いずれも前年同期の3倍に膨らんだ。
1〜7月の累計では、全体の販売台数が前年同期比19.3%増の1475万6000台。生産台数は17.2%増の1444万台だった。新型コロナウイルス流行前の2019年同期との比較では、販売が3.4%増、生産が4.2%増で推移している。
年間の見通しについては、国内景気が回復する一方で、海外のコロナ情勢、車載チップの供給不足問題に依然として不透明感が残ると同協会は指摘。原材料価格の高止まりも続いており、メーカーのコスト圧力増大が懸念されるとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
7月も新車販売の減少が続いた要因について、同協会は◆比較対象となる前年同期の実績が高かった、◆排ガス基準の変更が商用車の生産・販売に影響した、◆車載チップ不足が乗用車の生産・販売に影響した――と説明。一部地域での新型コロナウイルス再流行に加え、天候の悪化なども影響したとしている。ただ、新エネルギー車(NEV)の生産、販売は引き続き過去最多ペースで推移しており、年初来の生産・販売台数は昨年通年を上回った。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比7.0%減の155万1000台(前月比1.1%減)、生産台数が10.7%減の154万8000台(同0.5%減)。商用車は販売台数が30.2%減の31万2000台(同30.0%減)、生産台数が33.2%減の31万5000台(同18.8%減)となった。
一方、NEVの販売台数は前年同月比2.6倍の27万1000台、生産台数は2.7倍の28万4000台に伸びた。1〜7月の累計では、販売が147万8000台、生産が150万4000台に達し、いずれも前年同期の3倍に膨らんだ。
1〜7月の累計では、全体の販売台数が前年同期比19.3%増の1475万6000台。生産台数は17.2%増の1444万台だった。新型コロナウイルス流行前の2019年同期との比較では、販売が3.4%増、生産が4.2%増で推移している。
年間の見通しについては、国内景気が回復する一方で、海外のコロナ情勢、車載チップの供給不足問題に依然として不透明感が残ると同協会は指摘。原材料価格の高止まりも続いており、メーカーのコスト圧力増大が懸念されるとしている。
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