【亜州ビジネス編集部】中国共産党結党100周年に合わせて、中国革命に関する史跡を訪ねる「紅色観光」が話題となっている。中国の旅行予約サイト「Qunar.com」が22日発表した関連リポートによれば、2020年に紅色観光で1人当たりの消費額は平均1287人民元（約2万2100円）だった。国内全体で経済効果は1兆人民元を超えたとみられる。中国新聞網が22日付で伝えた。
　「紅色観光」はここ年、観光業の一分野として、党中央が国民に推奨している。国家発展改革委員会が発表した「全国紅色観光地リスト」に収載された都市は約200カ所。このうち約8割は地方の小・中規模都市に集中する。紅色観光の普及は、地方都市における新たな観光業の発展を後押しすると期待されている。
　Qunar.comのデータによると、今年5月の労働節、6月の端午節の連休中には一般的な観光都市としてはさほど人気が高くない湖南省長沙市に、紅色観光を目的として多くの人が訪れたという。
　
　



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