ニュース 2020/11/27 19:00
中国EV急ピッチ普及、2030年新規登録1000万台へ
経済・統計
中国の電気自動車(EV)保有量が世界最多を独走している。世界各エリアの新規登録台数は、2030年に中国が1000万台、欧州が600万台、米国が140万台に達する見通しだ。中国新車販売に占めるEV比率については、35年時点で過半にまで拡大すると分析されている。経営戦略コンサルティングのストラテジーアンド(Strategy&)が19日に報告した内容として、毎日経済新聞が25日付で伝えた。
35年時点の新車販売に占めるEV比率に関し、中国が55%、欧州が67%、米国が14%に上るとの見方を示している。半面、従来型エンジンを搭載した燃油車の販売比率は、中国で20年の93%から30年の56%に、欧州で20年の89%から30年の49%に、米国で20年の93%から30年の83%にそれぞれ縮小すると予想した。
動力電池の値下がりも進む見込み。蓄電容量1キロワット時当たりの電池価格について、足元の90ユーロから30年の68ユーロまで32.4%低下すると試算した。
中国の新エネルギー自動車(NEV)販売は、前年同期比で今年1〜10月が6.0%減の78万台に落ち込んでいる。ただ、足元では復調が目立った。10月は前月比15.9%増の14万4000台に達している。
統計によると、中国のNEV保有は、500万台に接近しつつある。2018〜19年にかけた2年連続で100万台以上の純増を記録し、世界NEV保有の過半を占めた。中国のNEV保有は19年末時点で381万台に達し、自動車保有全体の1.46%に拡大。18年末と比較し、120万台(↑46.05%)の伸びを記録した。うち純電気自動車は310万台を数え、NEV全体の81.19%を占めている。
一方、欧州のNEV販売は、1〜10月にかけて前年同期比115%増の92万台にまで拡大した。通年では110万台を超え、倍増を記録する見通しという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
35年時点の新車販売に占めるEV比率に関し、中国が55%、欧州が67%、米国が14%に上るとの見方を示している。半面、従来型エンジンを搭載した燃油車の販売比率は、中国で20年の93%から30年の56%に、欧州で20年の89%から30年の49%に、米国で20年の93%から30年の83%にそれぞれ縮小すると予想した。
動力電池の値下がりも進む見込み。蓄電容量1キロワット時当たりの電池価格について、足元の90ユーロから30年の68ユーロまで32.4%低下すると試算した。
中国の新エネルギー自動車(NEV)販売は、前年同期比で今年1〜10月が6.0%減の78万台に落ち込んでいる。ただ、足元では復調が目立った。10月は前月比15.9%増の14万4000台に達している。
統計によると、中国のNEV保有は、500万台に接近しつつある。2018〜19年にかけた2年連続で100万台以上の純増を記録し、世界NEV保有の過半を占めた。中国のNEV保有は19年末時点で381万台に達し、自動車保有全体の1.46%に拡大。18年末と比較し、120万台(↑46.05%)の伸びを記録した。うち純電気自動車は310万台を数え、NEV全体の81.19%を占めている。
一方、欧州のNEV販売は、1〜10月にかけて前年同期比115%増の92万台にまで拡大した。通年では110万台を超え、倍増を記録する見通しという。
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