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  ニュース     2020/11/30 18:59

中国:長江航務管理局の5カ年計画、投資実行2520億円 無料記事

 交通運輸部傘下の長江航務管理局はこのほど、「第13次5カ年計画(2016〜20年)」期間の目標を達成したと発表した。総額160億人民元(約2520億円)の各種投資プロジェクトが同期間中に完工している。長江口から南京港まで水深12.5メートルの長江航路が全面開通し、水深6メートルの深水路も間もなく武漢市に到達。上流水路の水準は着実に向上し、1284キロメートルの水路が改善されている。11月24日に武漢市で開催された同局の2020年会議で唐冠軍局長が明らかにした。
 唐局長によると、過去5年間でケイ江生態水路などに代表される環境に優しいグリーン水路が建設された。浚渫土の総量は約1億5500万立方メートル。長江本線沿線において、船舶ごみ、生活汚水、油性汚水の港湾接収施設がほぼ整備された。さらにバンカー洗浄所5カ所が正式稼働したほか、違法なふ頭1361カ所、老朽船5万隻余りを解体・改造している。
 あわせて、三峡ダムの船舶昇降機(船舶用エレベータ)が2016年に完成し、正式に運用を開始した。これまで約3時間かけて、5カ所の閘門から通航していたが、これにより、船を迅速に通過させることが可能となっている。また中国独自開発の衛星測位システム「北斗衛星導航系統(北斗)」の地上強化システムが完成し、「長江電子水路図アプリ」の全面的な応用が推進された。三峡ダムの閘門を通航する航行効率が改善され、設計容量を約50%上回っている。
 長江水先案内門は期間中、船舶29万8000隻を率いて、長江に貨物19億トンを出入りさせた。ネットを活用したワンストップサービスのカバーエリアを全面的に拡大。三峡ダム地区、南京興隆州などの水上グリーン総合サービスエリアを建設し、運輸市場の集約化を高めた。また水上交通事故は減少傾向にあり、安全状況は安定して改善している。


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