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  ニュース     2020/10/01 19:00

中国:NEV大量保有の時代到来へ、2035年は1.6億台超えも 無料記事

 中国の新エネルギー自動車(NEV)が急ピッチな伸びを記録する見通しだ。全国の保有台数は、2035年に1億6000万台を超えると想定。うち電気自動車(EV)の占める比率は90%を超えると分析されている。中国汽車技術研究中心有限公司の呉志新・副総経理が9月29日に語った内容として、中国新聞網が伝えた。

 同氏によると、外出時の交通手段が多様化するなか、中国のNEV産業には強い追い風が吹くだろう。マイカー、高級車、路線バス、タクシー、シュアリングなどの各分野で需要の取り込みが加速する見込みだ。

 専門家を集めた会議では、NEV普及の長期ロードマップで一定のコンセンサスを得たという。向こう15年にわたって保有台数が右肩上がりに増えると想定された。専門家がまとめた予想では、中国のNEV保有は2025年に2500万台超(車販売市場シェア15〜25%)、30年に8000万台超(車販売市場シェア30〜40%)まで拡大する。35年時点の保有台数に関しては、上述の通り1億6000万台を超過。車販売市場シェアが50〜60%にまで高まる見通しという。

 中国のNEV保有は、足元で400万台を超えた。2018〜19年にかけた2年連続で100万台以上の純増を記録し、世界NEV保有の過半を占めている。統計によると、中国のNEV保有は19年末時点で381万台に達し、自動車保有全体の1.46%に拡大した。18年末と比較し、120万台(↑46.05%)の伸びを記録している。うち純電気自動車は310万台を数え、NEV全体の81.19%を占めた。


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